液体に沈んで見え隠れする草花の様子をプリントしたオリジナルグラフィックのテーラードジャケット。
今シーズンのサブテーマである『visible / invisible』というコンセプトから、乳白色の液体の中に実際に草花を沈めてオリジナルグラフィックを作成しました。

これは、私たちが見えると自覚した時に生じる盲目性からインスパイアされた柄で、”目には見えていても真実は見えていない” または ”自分が見えている物は他人には違って見える” という事象を隠喩したものです。

表面に浮いた色鮮やかな花と沈んでぼやけていく花等、見える物と見えない物とを同時に写し出す表現としてデザインされています。
適度なハリ感と光沢を併せ持つレーヨンリネン素材は表面のネップがテキスタイルに表情をつけており、ラグジュアリーなムードだけでなくナチュラルな印象をも与えます。
ラペルのバランスやボディのシルエットなどAKIRANAKAの個性を宿したカッティングでミニマルに仕立てたジャケットにグラフィックを落とし込むことで、日常のスタイルから一歩踏み込んだアーティなムード演出する一着として完成しました。